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マンションのトイレリフォーム完全ガイド|流れ・費用・注意点を徹底解説!
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トイレは毎日使う大切な空間。だからこそ、マンションのトイレリフォームを考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、いざリフォームを考えても「どんな流れで進むの?」「費用はどのくらいかかる?」「工事の注意点は?」と、疑問が尽きないものです。
この記事では、マンションのトイレリフォームの流れや費用、注意点をわかりやすく解説します。現場監督・1級建築施工管理技士の福田が、専門家の視点からアドバイスも交えながら、安心してリフォームを進められるようサポートします。
①マンションのトイレリフォームの流れ

マンションのトイレリフォームは、一般的には以下のステップで進みます。
[1]現状確認とプランニング
トイレの現状を把握し、どのようにリフォームするかを決める。排水方式(床排水 or 壁排水)の確認が特に重要ですよ。
[2]見積もり依頼・施工会社の選定
複数の業者に見積もりを依頼し、適正な価格と工事内容を比較。
[3]工事前の準備(管理組合への申請)
マンションではリフォームの際に管理組合の許可が必要なケースが多い。工事時間や使用可能な材料についての規約を確認してくださいね。
[4]工事の実施

古いトイレの撤去、配管工事(一般的には触れることはありません)、新しいトイレの設置、仕上げ作業を行う。施工期間は通常1~2日程度です。
[5]完成・引き渡し
工事完了後、施主が仕上がりをチェックし、問題がなければ引き渡し。
②マンションのトイレリフォームの費用相場

マンションのトイレリフォームにかかる費用は、グレードや工事内容によって異なります。
リフォーム内容の費用相場(税別)
- 便器交換のみ:10万~20万円
- 便器交換+床・壁張替え:20万~35万円
- 節水型・タンクレストイレへ交換:30万~50万円
現場監督 福田からのアドバイス①
壁排水タイプのトイレは、一般的な戸建て住宅の床排水と違い、交換できる機種が限られています。
見積もり前に、リフォーム業者さんとよく相談してくださいね。
③トイレ本体の価格について

トイレ本体の価格はピンキリですが、コスパを重視するなら施工会社が推奨するモデルを選ぶのがオススメです。特に、リフォーム会社に新築部門がある場合は、その部門が標準仕様として採用しているトイレを選ぶとコストを抑えられることが多いです。
ただし、新築ではほぼ床排水が採用されているため、壁排水の現場では使用できない場合があるので注意してくださいね。
また、新築用に工務店やハウスメーカー向けに販売される商品は、価格と性能のバランスが取れているものが多く、コスパが良い選択肢になりますよ。手前味噌ですが、山中木材でも新築用のトイレを採用可能です。
ただし、全てのリフォーム会社が新築部門を持っているわけではないため、その場合はメーカーの標準仕様を参考にしながら、必要な機能を追加する形で選ぶとよいでしょう。完全に一から選ぶと割高になりやすいため、施工業者の提案も活用しつつ、最適なモデルを決めるのがポイントです。
④トイレの床材のおすすめは?

トイレの床材は、耐水性や掃除のしやすさが重要なポイントになります。
[1]クッションフロア(CFシート)
価格が手頃で、水に強く掃除がしやすい。デザインのバリエーションが豊富。
山中木材でもほぼクッションフロアを施工しています。
[2]フロアタイル
高級感があり、耐久性が高い。本物の木や石材に近い質感を楽しめる
[3]タイル
耐水性と耐久性が抜群。冬場に冷たく感じやすいため、床暖房と組み合わせると快適
[4]塩ビシート
クッションフロアよりも耐久性があり、傷がつきにくい。商業施設などでも使われるほど耐摩耗性が高い
現場監督 福田からのアドバイス②
マンションのトイレは、湿気がこもりやすいため、耐水性の高い床材を選ぶのがポイント。特にクッションフロアやフロアタイルはコスパが良く、デザイン性も高いのでオススメです!私が自宅に採用するのであればクッションフロアを採用します。
【FAQ】よくある質問

Q1. トイレリフォームは何日くらいかかる?
A. 便器交換のみなら半日、壁や床の張り替えを含めても1~2日程度で完了します。
Q2. マンションのトイレリフォームで補助金は使える?
A. 自治体によっては、バリアフリー改修や節水型トイレ導入に補助金が出ることがあります。事前に確認してくださいね。
Q3. トイレ本体(便器)のメーカーはどこがいい?
A. 人気のメーカーはTOTO、LIXIL、パナソニック。正直に言って、どこを選んでもいいトイレです。それぞれのショールームのトイレに行くと、実際に使用できることも多く、そこで使い心地や、節水性や清掃のしやすさを基準に選ぶといいですよ。
Q4. トイレのレイアウトを大きく変更したいけど可能?
A. マンションの場合、配管の位置が制限されるため、大きな変更は難しいことが多いです。
Q5. トイレ交換の際に併せてやるべきリフォームは?
A. クッションフロアの張り替え、壁紙の張り替え、収納の追加などを一緒に行うと、統一感のある仕上がりになります。
Q6. マンションでタンクレストイレは設置できる?
A. マンションでもタンクレストイレは設置可能ですが、十分な水圧が必要です。特に高層階では水圧が足りず、タンクレストイレが正常に作動しないことがあります。相談時にリフォーム業者に水圧やメリット、デメリットを確認してくださいね。
まとめ

マンションのトイレリフォームは、快適な暮らしを実現するための大切な工事です。管理規約の確認や、壁排水・床排水の違いなど、マンションならではのポイントを押さえることが成功のカギ。また、リフォーム後の使い勝手を考え、節水型やお手入れのしやすいトイレを選ぶこともポイントですよ。後悔しないよう、しっかりプランを練ってくださいね。