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知らないと後悔する?給湯器・エコキュート交換のポイントと注意点を徹底解説

  • 給湯器・エコキュート交換

今回も本記事では、1級建築施工管理技士の現場監督・福田がポイントを詳しく解説します。
「お湯が出ない…!」
そんな急なトラブルで慌てた経験はありませんか? 実は給湯器やエコキュートは、ある日突然動かなくなることも珍しくありません。 しかも交換までに数日かかることもあり、数日間「お湯なし生活」を余儀なくされることも。
本記事では、給湯器・エコキュートの交換時期や注意点を中心に、 浴室・キッチンリフォームとあわせて行うメリットなども交え、 リフォームを検討する皆さまにとって役立つ情報をお届けします。

給湯器・エコキュートの交換目安は約10年。でも現実は…

<当社施工事例>

給湯器やエコキュートの寿命は、メーカーの推奨ではおおよそ「10年」。 しかし実際には、15年近く使い続けている方も多くいらっしゃいます。 ただし、長く使えるとはいえ油断は禁物。 とくに注意したいのが「突然の故障」です。 部品が劣化し、ある日急にお湯が出なくなるケースも。

こんな症状があれば要注意!故障の前触れチェックリスト

以下のような症状が現れたら、給湯器・エコキュートの寿命が近い可能性があります。

チェック項目チェック欄
・お湯の温度が安定しない(急にぬるくなる・熱くなる)
・異音がする(ポコポコ・キーンなど)
・給湯に時間がかかるようになった
・エラーコードが頻繁に表示される
・室外機や配管からの水漏れや結露が目立つ
・湯量が以前より少なく感じる
・電気代やガス代が急に高くなった(効率低下)

現場監督 福田からのアドバイス①

「“あれ?いつもと違うな”が大事なサインです」
「たまたまだろう」で見過ごすと、次は完全停止…というパターンも。
エラー表示や異音は、見逃さないようにしてください。気になる症状が出たら、早めに専門業者に相談するのが安心です。

実際にあった交換事例:早めの行動がカギ!

あるお客様から「エコキュートが壊れた」とご連絡をいただいたのは5月19日。 すぐに納期確認と施工業者の手配を進め、最短で5月23日に交換工事が完了。
今回はスピード対応ができた例ですが、他社に確認された際に「5/23にようやく現地調査に伺える」と案内されたケースも。
タイミング次第では数日〜1週間以上、お湯のない生活になる可能性もあるのです。

現場監督 福田からのアドバイス②

「交換時期を迎えたら“壊れる前”に計画的な交換を!」
給湯器やエコキュートは突然動かなくなることがあります。
10年以上使っている場合、少しでも調子が悪いと感じたら、事前に交換を検討してくださいね。
とくに冬場の故障は生活への影響も大きいので、秋までに準備するのがおすすめです。

給湯器・エコキュート交換時の注意点と3つのチェックポイント

交換工事は意外と奥が深いもの。スムーズに行うために、以下の点に注意してください。

①設置スペースの確認 現在と同じサイズで交換できるか?

搬入経路も事前に確認してくださいね。
狭小地(隣地との間が狭すぎて搬入できない上、設置場所が建物裏など)では、棟上げの前に先行で搬入しているなんてケースもあります。後からではどうにもならないこともあるため、特に新築や増改築時は設計段階での配慮が必要です。
また、最新機種はサイズが変わっていることもあるので要確認。

<当社施工事例>
今回は隣地との間ギリギリのスペースでしたが、お隣のフェンスを一時的に外させていただき、敷地内に入らせていただいて無事作業を行いました。
こうしたケースもあるため、事前に搬入経路の確認や、近隣へのご挨拶・調整もとても大切です。

②電源・配管の状況

特に古い住宅では、電気容量や配管仕様が合わず工事が必要になる場合も。

③補助金・キャンペーン情報

時期によっては補助金が利用できるケースもあるので、最新情報を確認してください。

現場監督 福田からのアドバイス③

「エコキュートは“省エネタイプ”を選ぶとランニングコストがお得」
電気代が高騰している今、最新の省エネ型エコキュートは導入費用こそ高めでも、長期的に光熱費を抑える効果が期待できます。家計にも環境にもやさしい選択です。

キッチンや浴室リフォームと一緒に行うと効率的!

<当社施工事例>

実は、給湯器やエコキュートの交換は、キッチンや浴室のリフォームと同時に実施することで「手間と費用を節約」できる場合があります。

・配管の接続が一度で済む
・足場や工事用の道具が共用できる
工期が短くなる

たとえば「浴室リフォームで追い焚き機能を追加したい」といったケースでは、新しい給湯器の能力や仕様も合わせて検討してくださいね。

現場監督 福田からのアドバイス④

「リフォームのタイミングにあわせて“給湯設備も見直す”のが賢い選択」
せっかくのリフォーム。見た目や機能だけでなく、“毎日の快適さ”にもつながる設備選びが大切です。

気になる費用感は?

・給湯器の交換15万円〜40万円
・エコキュートの交換35万円〜70万円(※補助金適用で変動あり)

※あくまで目安です。配管や設置状況により工事費が追加されるケースもあります。  
※浴室・キッチンリフォームと同時に行う場合は、まとめての施工で10%程度のコスト削減になることもあります。

よくある質問(FAQ)

Q1. エコキュートって必ず10年で交換しないといけませんか?

A. いいえ。使用状況によっては15年ほど使えることも。ただし突然の故障リスクが高まるので、10年を超えたら点検や事前の見積もりをおすすめします。

Q2. 急にお湯が出なくなったら、すぐに交換できますか?

A. 在庫やスケジュール次第ですが、通常は数日かかるケースが多いです。繁忙期は1週間以上かかることも。

Q3. 給湯器だけ先に交換して、リフォームは後でも大丈夫ですか?

A. 可能です。ただし将来的に浴室やキッチンの仕様変更を考えているなら、配管や機種の選定に注意が必要です。

Q4. 補助金って誰でも使えるんですか?

A. 地域や製品の条件によって異なります。必ず施工前に確認しましょう。

まとめ|計画的な交換で「お湯のある安心生活」を守ろう!

給湯器やエコキュートは、目に見えにくいけれど日常生活を支える大切な存在。
壊れてから慌てるのではなく、「ちょっと早めの交換」を意識することで、生活の質を落とさずに済みます。 特に10年以上使用している場合や、浴室・キッチンのリフォームを検討している方は、ぜひこのタイミングでの交換もご検討ください。

現場監督 福田としては、「備えあれば憂いなし」。 壊れる前の対応こそが、快適な住まいづくりの第一歩だと感じています。

この記事を書いた人

福田 雄一郎[現場監督/1級建築施工管理技士]

工務部では部長としてリフォームを中心に現場管理をメインに担当しています。本ブログでは「私自身がリフォームをするのであればこうする」という視点でみなさまに役立つ情報を紹介していきます。よろしくお願いいたします。