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大手ハウスメーカーで建てた家のリフォーム、どこに頼めば正解?

  • 戸建リフォーム・リノベーション

はじめに

大手ハウスメーカーで家を建てて数年、あるいは10年・15年と時間が過ぎてくると、どうしても生活スタイルの変化や設備の劣化で「そろそろ手を入れたいな」と感じる場所が出てきます。

「キッチンを新しくしたい」
「お風呂の調子が悪い」
「小さな修理だけお願いしたい」

そんな気持ちで建てた会社に問い合わせてみたものの、

・リフォーム部門がない
・希望の工事は受けていない
・日程が全然取れない

こんな予想外の回答が返ってきて驚く方も多いのが実情です。

本記事では、大手ハウスメーカーで建てた家でも、リフォーム部門がない場合にどうすればいいのか、そして後悔しない依頼先の選び方までを、1級建築施工管理技士の現場監督・福田がポイントを詳しく解説します。

なぜ大手ハウスメーカーで建てても、リフォームに困るケースが多い?

新築時は担当者がつき、点検もあり、安心感の大きい大手ハウスメーカー。

しかしいざリフォームとなると、思った以上に話が進まないことがありませんか?

その理由のひとつが、新築部門とリフォーム部門が完全に別組織であること。 屋号は同じでも、利益や人員配置はまったく別。新築の担当者がそのまま改修を受けるわけではありませんし、そもそもリフォーム部門が存在しないブランドもあります。 そのため、相談して初めて「受けられません」と言われ、戸惑ってしまうわけです。

現場監督 福田からのアドバイス①

ハウスメーカー独自の構造や寸法は、一般の住宅と異なることが多いです。リフォーム会社がその点を理解しているかどうかで、工事の質が大きく変わります。

大手ハウスメーカーがリフォームに積極的でないと言われる理由

<当社施工事例>

小さな工事ほど後回しにされてしまう理由は、とてもシンプルです。 例えば、壁紙の一部張り替えやドア調整など、数万円〜十数万円の工事の場合、大手の体制では動く人員も多く、採算が合わないこともあるからです。

さらに、ハウスメーカー住宅は独自部材が多いため、建具やサッシ、床材などが特注扱いになり、結果として費用が一般住宅の2〜3倍になることもあります。

とはいえ、これは施主側の問題ではなく、ハウスメーカーの仕組みによるものです。 「なんで断られたんだろう…」と自分を責める必要はありません。

リフォーム部門がない/断られた時の“正しい相談先”とは

相談先をどうするかは悩みますよね。 まず現実的な選択肢として、地元の工務店やリフォーム会社に相談する方法があります。地域密着の会社は小規模工事にも柔軟に動きやすく、連絡から現地調査までのスピード感もあります。

もうひとつのポイントは、その会社が「大手ハウスメーカー住宅の施工経験を持つ職人やスタッフがいるか」です。 特に鉄骨系メーカーは構造理解が必須なので、経験の有無は大きな判断材料になります。

現場監督 福田からのアドバイス②

下見のときには、「この家の構造は何だと思いますか?」と軽く聞いてみると、その会社がどこまで丁寧に見てくれているかが分かりやすいです。
ただし、外観など見えている部分だけで完全に判断できないケースも多く、実際のところ私たち山中木材でも即答できない場合があります。そんな時は無理に断言せず、図面の確認や追加の調査を提案してくれる会社の方が、結果的に安心して任せられますよ。
“わからないことをわからないと言えるかどうか”も、大事なチェックポイントです。

リフォーム会社を選ぶときに知っておきたいポイント

ここでは、失敗しにくい依頼先の見極め方を紹介します。

まず大事なのは、家の状態を丁寧に見てくれる会社かどうか。 下見が5〜10分で終わってしまうような会社は、正直あまりおすすめできません。 良い会社は、床下・天井裏・外壁まわりまでしっかりチェックします。

次に、見積もりの内容がわかりやすいかどうか。 大手ハウスメーカーの場合、特注部材なのか汎用品で代替できるのかで費用が3〜10倍変わることがあります。 見積もりの段階でその説明がある会社は信頼できます。

さらに、「この範囲は今回はやらなくても大丈夫ですよ」と言ってくれる会社は、家の状態をしっかり診断してくれている証拠です。 不必要な工事を勧められないかは大事なポイントです。

ハウスメーカー住宅のリフォームで気をつけたいポイント

<当社施工事例>

ハウスメーカー住宅のリフォームでは、特殊な寸法や部材が原因で費用が上がってしまうケースが多くあります。たとえば建具は数センチ単位で特注の場合があり、そのまま交換すると一般の家より割高になることもあります。

ただし、ここでのポイントは、汎用部材で十分対応できるケースが多いということ。 建具や内装材なら建具屋さんが採寸して取り付ければ問題ありませんし、水まわり設備はそもそもメーカー依存ではないため、大手でしか扱えないということもありません。

ここを正しく判断してくれる会社に依頼すると、費用がぐっと抑えられます。

現場監督 福田からのアドバイス③

特注部材が必要かどうかは、現場を見ないとわからないことも多いです。工事内容に「特注」が多すぎる見積もりは、一度相談し直す価値があります。

よくある質問(FAQ)

Q1:ハウスメーカー以外に頼むと保証はどうなりますか?

築10〜20年を超えてくると、もともとの保証が切れていることが多いです。リフォーム会社独自の保証が付く場合もあるので、相談時に確認すると安心です。

Q2:特注部材じゃないと直せないと言われました。本当でしょうか?

一部は本当ですが、多くのケースでは汎用品での対応も可能です。複数の会社に意見を聞くと判断しやすいです。

Q3:小さな工事でも相談して大丈夫?

もちろん大丈夫です。むしろ初期対応ほど費用が抑えられますよ。水漏れや建具不良は早めがいちばんです。

Q4:築15年前後で優先的に見ておくべき場所は?

給湯器・トイレ・外壁のコーキングあたりの劣化が進みやすいです。放っておくと費用がかさむので、早めに見てもらうと安心です。

Q5:相談する前に準備しておくべきことは?

気になる場所の写真を撮っておくだけでも大丈夫です。現地調査がスムーズになりますよ。

まとめ

大手ハウスメーカーで建てた家でも、リフォーム部門がなかったり、小さな工事を断られたりすることは珍しくありません。ただ、これは仕組みの問題であって、施主側の責任ではありません。

大切なのは、家をきちんと診断してくれる会社に出会うこと。 構造を理解し、必要な工事・不要な工事をきちんと見極めてくれる相談先があれば、ハウスメーカー住宅でも問題なくリフォームできます。

リフォームは、困ってから動くよりも、“気になった時にちょっと聞いてみる”くらいの軽い気持ちでいいです。家は放っておくほど費用がかさむので、早めの相談がいちばんの節約につながります。まずは家の状態を知るところから始めてみてくださいね。

この記事を書いた人

福田 雄一郎[現場監督/1級建築施工管理技士]

工務部では部長としてリフォームを中心に現場管理をメインに担当しています。本ブログでは「私自身がリフォームをするのであればこうする」という視点でみなさまに役立つ情報を紹介していきます。よろしくお願いいたします。