1. TOP
  2. リフォームお役立ちブログ
  3. 雨の日も夜の洗濯も快適に。ガス衣類乾燥機「乾太くん」リフォーム設置の費用・工事・注意点

雨の日も夜の洗濯も快適に。ガス衣類乾燥機「乾太くん」リフォーム設置の費用・工事・注意点

  • 設備
  • 洗面・脱衣所

毎日の洗濯、本当に大変ですよね。天気に振り回されたり、夜遅くに重い洗濯物を干したりするストレスから解放されたいと考えている方は多いと思います。特に共働きのご家庭にとって、洗濯物を干して取り込む作業は大きな負担であり、部屋干しの嫌なニオイに悩まされることも少なくありません。

今回は、洗濯の手間を省きゆとりある時間を生み出してくれるガス衣類乾燥機「乾太くん」について、後付けリフォームにかかる費用や必要な工事、事前に知っておくべき注意点を1級建築施工管理技士の現場監督・福田が紹介します。

洗濯の悩みを解決する乾太くんの魅力

最大の魅力は、大容量の洗濯物でも1時間以内でフワフワに乾くことです。新型の6kgデラックスタイプなら最大60分で乾燥が終わるため、重い洗濯物を持ってベランダへ行き、干して取り込むという一連の作業もなくなります。

また、ドラム式洗濯乾燥機とは異なり洗濯機と乾燥機が分かれているため、洗濯をしながら次の乾燥ができる点も、休日にまとめ洗いをするご家庭にとっては大きなメリットです。さらに、70度以上の高温で乾燥させるため、生乾きの嫌なニオイの原因となる菌やダニを退治してくれます。

そして、排熱を直接外に出す仕組みになっているため、電気式の洗濯乾燥機のように洗面所に熱気がこもって暑くならないのも、リフォーム後の快適さを左右するポイントです。

設置前に知っておきたいデメリットと安全対策

<当社施工事例>

魅力の多い乾太くんですが、リフォームで後付けする際に知っておくべき注意点もあります。

まず、衣類のホコリをしっかり集めるため、こまめなフィルター掃除が必要です。デラックスタイプは手前にフィルターがありお手入れしやすいですが、取り外す際に力任せに扱うと部品が壊れてしまうため、優しく扱う必要があります。

また、小さなお子様がいるご家庭では、設置する高さに十分注意してください。リフォームで低い位置(下置き)に設置すると、かくれんぼなどで中に入って閉じ込められる危険性があります。チャイルドロック機能はボタン操作をロックするだけで、扉を物理的にロックするものではありません。お子様が小さいうちは、原則として手の届かない高い位置への設置をおすすめします。

現場監督 福田からのアドバイス①

冬の寒さ対策は「気密処理」と「逆流防止弁」が大切です。排湿ダクトを通すために外壁に開けた穴の隙間を埋める処理を怠ると、外の冷気が室内に伝わり、冬場の洗面所が寒くなってしまいます。また、ダクトを通じて外気が直接入るのを防ぐため、オプションの「逆流防止弁」を必ず取り付けるようにしてください。

リフォーム会社への相談から設置完了までの流れ

乾太くんを導入する際は、まずリフォーム会社による現場調査から始まります。ここでは設置スペースの確認だけでなく、ガス管のルートや、排湿ダクトを外に出すための穴あけ位置をチェックします。今ある洗濯機の位置や、洗面所全体の使い勝手を踏まえて最適な配置を検討します。

<当社施工事例>

次に、家族構成に合わせた機種選びです。

■2〜4人家族(標準的)
乾燥時間が最大60分と短く、家事の回転が速い「6kgデラックスタイプ」がおすすめです。

■5人以上の大家族、または部活動などで洗濯物が多い場合
一度に多くの量を乾かせる「9kgデラックスタイプ」が選択肢に入ります。ただし、乾燥時間は最大90分と長くなる点に注意が必要です。

リフォームでは限られたスペースを有効活用するため、ご家庭にあったサイズを選び、お見積もりを確認してから工事へと進みます。

実際の工事は、ガス管の延長や壁の穴あけを含めても、多くの場合1日で完了します。朝から始めて夕方には設置が終わり、その日の夜から乾太くんを利用できるスケジュールで進めるのが一般的です。

現場監督 福田からのアドバイス②

サイズ選びに迷ったら、基本的には「6kgデラックス」を選ぶのが正解です。9kgタイプは一度にたくさん乾かせますが、時間がかかるのが難点です。一般的なご家庭であれば、最大60分でサッと乾く6kgタイプの方が、洗濯を繰り返す際の待ち時間が少なく、満足度が高い傾向にあります。

後付けリフォームに必要な工事と費用目安

<当社施工事例>

乾太くんを新しく設置するには、洗面所までガスの配管を延長する工事と、外壁の穴あけ工事が必要です。

費用については、6kgデラックスタイプで、本体代や専用台、工事費を合わせて、リフォームの場合で30万〜45万円(税抜)ほど。リフォームの場合、既存のガス管から設置場所までの距離や、壁の材質、高所作業の有無などによって工事費に幅が出ます。
ちなみに、同じタイプを新築で導入する場合の費用感は、30万円(税抜)が目安となります。

まとまったリフォーム費用はかかりますが、1回あたりのガス代は50円から60円程度とランニングコストは優秀です。また、外に干す必要がなくなるため、将来的なベランダの防水メンテナンス負担を減らせるといった長期的な視点で見ても、価値のある投資と言えます。

現場監督 福田からのアドバイス③

運転時の排気音が気になる場合は「専用トップ」で対策ができます。リフォームで設置する場所が隣家の窓に近い場合、音が騒音トラブルにならないか心配な時は、外側に取り付けるカバーの設置を検討してください。音を約10デシベル下げることができ、周囲への配慮として効果的です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 今の洗面所が狭いのですが、設置スペースはどう確保すればいいですか?

A. 洗濯機の上に専用の設置台を組んで置くのが一般的ですが、リフォームであれば、壁に補強を入れて専用の棚を造作し、使い勝手のよい高さに配置することも可能です。空間を有効活用できる方法をリフォーム会社に相談してみてください。

Q2. マンションでも後付けリフォームで設置できますか?

A. マンションの場合、共有部分である外壁に穴を開ける必要があるため、規約で制限されていることが多いです。まずは管理規約を確認するか、管理組合への相談が必要になります。

Q3. オール電化から乾太くんのためだけにガスを引くのは大変ですか?

A. 外のガス本管から引き込む工事が必要になりますが、実は乾太くんのためだけにガスを導入される方は増えています。洗濯物を干す・取り込むという毎日の作業が軽減されるという価値は、とても大きいものです。

まとめ

<当社施工事例>

リフォームは、単に設備を新しくするだけでなく、今の住まいの不便をどう解消するかが大切です。「気密処理」や「排気音対策」など、完成後には見えない部分の施工をしっかり行うことで、長く安心して使えるランドリー空間になります。

手前味噌ですが、山中木材では新築部門を含めると、これまで「乾太くん」を約100台導入してきました。設置にあたって不明な点や、ご自宅の状況で気になることがあれば、いつでもお気軽に質問してください。

この記事を書いた人

福田 雄一郎[現場監督/1級建築施工管理技士]

工務部では部長としてリフォームを中心に現場管理をメインに担当しています。本ブログでは「私自身がリフォームをするのであればこうする」という視点でみなさまに役立つ情報を紹介していきます。よろしくお願いいたします。